Mの視点。

バトスピライトユーザーの平凡社会人が残す自分用の考察メモ。

環境は大六天魔王たりうるか?

 

歴史に学ぶ『天魔王』というカード


こんばんは,Mです。緊急事態宣言による外出自粛の中ついに始まった転醒編。創界神メタが本格的に開始し阿鼻叫喚な人,転醒ネクサスの強力な効果に心躍る人,様々だと思います。いつしか来るであろう緊急事態宣言の解除,そして再開するショップバトルに向けて自慢のデッキを練り上げたいものです。

僕はというと発売から数日はモチベーションを保ったものの,アイデアがあってもカードを買いに行くことができず,何とも言えないモヤモヤとの戦いを繰り広げています。そんな中でもYoutubeでのコンテンツ配信をしてくれているバトスピ公式チャンネルには感謝してもし足りないところ。新生した『エクストリームリーグ』に始まり,不定期ながらも更新頻度の高い『我らバトスピ同好会』,過去アニメの『ソードアイズ』,『烈火魂』の配信など,楽しいコンテンツが満載です。(チャンネル登録と高評価,しましょう!)

特に『烈火伝』は自分自身ダン3部作の次に好きなシリーズ。5/5現在は22話からの配信が行われており,物語的にはかの大六天魔王が本格的に参戦してきたあたりです。

 

さて,導入が長くなってしまいましたが皆さんは「天魔王ゴッド・ゼクス」というカードをご存じでしょうか。 

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立派な耐性を持つが,ゼウスやオシリスに丁寧に除去される環境に…

アニメ『バトルスピリッツ 烈火魂』ではラスボスのキースピリットの一体として登場し,強力な効果耐性と,三色以上のシンボルがある時相手のスピリット・アルティメットは回復できない『六天連鎖』という無類のロック効果で当時の環境を支配したカードです。モチーフは織田信長。使用者も「大六天魔王」を名乗っていたり,だいぶモチーフが色濃く出ています。*1

デッキとしては,「剣刃編」で登場した白紫を基本とし,赤のドローと破壊をそれに加えた,非常に堅実なデッキでした。

また,「ゴッド・ゼクス」の特徴としては『六天連鎖』に様々な「型」があることも挙げられます。*2 

 

 

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奇数コストは融合体,偶数コストは正統進化という感じでかっこいい.



強力な型になればなるほど多くの色を要求し,6色すべてをそろえた時には『終ノ型』となり,相手に一撃必殺の攻撃をすることができるようになる,ロマンの塊みたいな構成にすることもできました。

 

しかしながらこの世のすべては諸行無常。登場から5年の月日がたち,強力無比なネクサスである創界神が立ち並ぶ環境では,ネクサス耐性のないゴッド・ゼクスなど赤子同然。もはや活躍はできないのか・・・?

 

となっていたのも今は昔,転醒編では創界神ネクサスを簡単に破壊できる「ゴッド・ブレイク」などのカードが登場し,「赤の世界」をはじめとする転醒ネクサスは通常のネクサスよりも場持ちが良い。これはまたゴッド・ゼクスの時代なのでは…?

 

ということで今回は現環境にも手が届くような「ゴッド・ゼクス」のデッキを考えていきたいと思います。*3

 

デッキレシピ

ということでデッキレシピがこちら。

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熱く『終ノ型』のロマン性などを語ってはいましたが,今回は比較的堅実に。

 スピリットに関しては特に言うことはありません。強いて言うならアレックスがリバイバルでコストが軽くなったので出しやすく,事故りにくくなったくらい。

 

 マジックの採用は割と多めで,先述したゴッドブレイクフル投入の他,アメジストフィールド,デスタメントと新弾の紫マジックを採用しました。

アメジストフィールドは手札の紫スピリットを破棄することで,3ドローしながら創界神のシンボルを0にできる優れもの。破ノ型はトラッシュからも出てくるので特に相性が良く,事故ってダブりまくったゴッド・ゼクスも処理できます。便利。

デスタメントはゴッド・ゼクスのアタックで処理できない,耐性持ちやコアがたくさん載ったスピリットの処理ができます。

 

 ネクサスが15枚も採用されていますが,「白の世界」「青の世界」は防御性能が高く,「魔界の決戦場」はライフこそ守れないもののドローにつなげることができ,総じて六天連鎖に必要なカードを集めやすくなります。転醒すればアタッカーにもなってくれるのでスピリット不足も心配ないと思います。

創界神である「大六天魔王」は,今めちゃくちゃ高い「導きの少女 ヴィーナ」に似た効果を持ち,疲労させることで「ゴッド・ゼクス」の軽減をすべて満たしたものとして召喚することができます。そのため,今弾のフィールド系マジックがあっても影響が少なく,無理なく共存することが可能になっています。

 

転醒ネクサスで場を固めつつ,相手の創界神は破壊,シンボルをなくし無力化させ,こちらはフル軽減でゴッド・ゼクスを出しロックを決めるというのがゲームプランになっています。

まとめ

ということで,転醒カードで強化したゴッド・ゼクスデッキでした。

転醒ネクサスは今のところ出張しやすい効果のものが多く,カウントが増えた時に発動できるバーストも増えてきています。そのため,様々な色を組み合わせることができるので,その利点を活かしやすい「ゴッド・ゼクス」を採用してみました。

今後出るであろう紫,緑,黄の「世界」カードやその他転醒ネクサス,バーストでの強化が期待でき,ともすれば「終ノ型」の採用も夢じゃなくなってしまうのかもしれない,伸びしろも多いデッキだと思うので,大六天魔王ファン,烈火伝ファンや,いろんな転醒カードを使いたいと思っている方にお勧めしたいと思います。*4

 

強さとは,ゴッド・ゼクス

強さとは,六天連鎖!

 

ということで今回もありがとうございました。

この後少しだけ今回採用を見送ったけど強力だと思ったカードを紹介して終わります。

おまけ

命の果実-原種-

 効果ダメージを防ぎながら,ライフが減ったらドローでき,いざというときには転醒してコアブしつつブロッカーにもなるかなり優秀なカード。使ってみた時はかなり固いカードだと思いましたが複数シンボル相手だと効果が薄い点,ゴッド・ゼクスの軽減にならないので創界神が引けない時に若干邪魔になったのでリストラ。

海門

 青以外のスピリットのアタックを抑制してくれるカード。スピリットの上のコアが少なくなるためその点ではゴッド・ゼクスとは相性が良かったものの,混色のスピリットも引っかかってしまうので自分もアタックしにくくなってしまった。

醒皇機ラグナセイヴァー

 止めにくい防御カード。アタックに反応して召喚,フラッシュで転醒してアタックステップを終わらせながら創界神も除去とかなり優秀ではあったのですが最近アタックステップ終了が怪しいので今回は不採用。

白晶防壁(リバイバル)

 リバイバル前は「神ノ型」で封印してしまうため使えなかったこのカードもカウント参照になったので採用しようかと思いましたが今回はデスタメントに譲りました。「白の世界」で参照できるカードがイチバンスピアーしかいないのでラグナセイヴァーかこっちで普通に採用してもよかったかも。

吸血伯爵エル・サルバトール

 カウント2以上なら4コアトラッシュ送りというかなり強力なカード。今回は4色構成のため見送ったが赤白紫の3色構成なら採用してたかも。

 

以上の5枚の他にも強力なカードはあるので,様々転醒カードの枠を入れ替えてみても面白いと思います。

 

*1:信長はロボットではないものの,『破ノ型』や『終ノ型』のデザインの話はめちゃくちゃ面白いのでバトスピWiki見てください

*2:鬼滅の刃に通じるものがあるので今のキッズにも人気でそうです。

*3:環境デッキに飽きてきたというだけ

*4:あと,環境にいたころはこの耐性で嫌われてましたが今は耐性無視やネクサスの除去があるので許されそう