Mの視点。

バトスピライトユーザーの平凡社会人が残す自分用の考察メモ。

バトスピ流闇の仕草

はじめに

 こんにちは、Mです。

 いきなりの話にはなりますが、みなさん、『ウルトラマンZ』はご存知でしょうか。

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 「ご唱和ください!我の名を!」の掛け声で変身するさらなる新世代のウルトラマンです。『ウルトラマンゼロ』を師匠に(勝手に)し、地球までやってきた期待の若手ウルトラマン

 7/18日現在では5話まで話が進んでおり、第1話と最新3話が無料公開中…なのかな?一応1、3、4、5話が視聴できることを確認しましたがいつどうなるのかはわかりません。とにかく防衛隊とウルトラマンの関係性や怪獣の生態系などの描写、特撮がこれでもかというほど丁寧なので今からでも是非ご覧ください。

 

 さて、バトスピでウルトラマンというと、最近はもっぱらプレバンやイベント限定セットで展開する印象。ゴジラはまぁ母数が少ないので分かりますがウルトラマンは数もフォーム数も怪獣側もメキメキ増えていくので久しぶりにパック売りしてほしいなぁと個人的には思うところ。

最近も例に漏れずウルトラマンのセットがプレバンで予約開始しましたね。

p-bandai.jp

 メインはウルトラマンヴィランの中でも屈指のカリスマを誇る『ウルトラマンベリアル』。

 無数の怪獣を操る『ギガバトルナイザー』を振るい、悪のウルトラマンとして長年活躍しましたが、ライバルの関係にあった『ウルトラマンゼロ』、彼の息子『ウルトラマンジード』との対決で長きに渡ったウルトラ一族とベリアルの因縁も終わりを迎えました。*1

ちなみにバトスピでは『ウルトラマンジード』はたったの一枚もカード化されていません。ジーっとしてたら取り残されました。

 

 そんなジードの客演も決まっている『ウルトラマンZ』、ちょうどカード化するのにちょうどいいと思うんですよね!ウルトラマンゼロもたくさんのフォームチェンジが未カード化ですし。

 怪獣側もよりどりみどり。ジードのベリアル合成獣とその素材になる怪獣やZの5話で突如(ファンは薄々気付いてた)現れたジャグラスジャグラーなども全然入れることができます。

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画像左がジャグラスジャグラー。闇の仕草と独特のキャラで大人気。

ジャグラスジャグラー自体はすでにカード化、『魔王獣』デッキも構築できますが新カードがあるならそれは嬉しいところ。

 

とまぁここまで長くなりましたが、要望や不満を書くならば公式に直接言えばいいこと。今回は新時代の『魔王獣』デッキを紹介したいと思います。

デッキ概要

 そもそも『魔王獣』デッキってなんなの?って人もいると思うので大まかな特徴を紹介したいと思います。

 魔王獣は赤にほんの少しの青をタッチした、混色デッキになっています。系統としては基本バラバラですがおおよそ古竜、星竜、異合に属しています。

名称に「魔王獣」がある以外の共通点としては全員が「アタック時効果」を持っていることが挙げられます。一つ一つではピンからキリまでといった感じですが、それをまとめ上げる2種類のカードによって立ち回りに深みを持たせることができるデッキになります。

その2種類のカードの1つ目はこちら。

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 Xレアでもある『超大魔王獣マガタノオロチ』です。作中ではジャグラスジャグラーがすべての魔王獣の力を集めた結果出現した大魔王獣マガオロチが倒される前に地球の中に産み落とした幼体が成長した姿で、あらゆる魔王獣の能力を同時に使い、ウルトラマンオーブを苦しめました。

アタック時に自身のBP以下を破壊、シンボルを追加するという効果はまぁ今考えると控えめな部類ですが、特に強力なのはレベル2、3の効果。

トラッシュにあるカード名に『魔王獣』を含むスピリットのアタック時効果を得、使用することができます。

 カード化された魔王獣は自身を含めて全部で8種。残りの7種の効果は以下のとおりです。

風:1枚ドロー

火:10000以下のスピリット1体破壊

水:相手は手札を1枚破棄しないとブロックできない

土:ネクサス2つ破壊

光:15000以上のスピリット1体破壊。できなければ1ドロー。

大:5000以下2体まで破壊。破壊した数につき1ドロー。

合体:シンボル1つのスピリット/アルティメット1体破壊。ソウルコアをトラッシュに送り回復

 これらが一気に使えるという仮面ライダーなら主人公になれたレベルのてんこ盛りです。しかも2枚落ちていれば2回使える上、『巨顔石の森』のようなトラッシュに触れれない効果にも影響されないという裁定をもらっています。光が落ちていてレベル3なら全てのスピリットが範囲内になり、コラボでは珍しくアルティメットも触れることができます。耐性の類はついてませんが十分すぎると言えるでしょう。しかしながらこれで終わりではありません。上記の強力なアタック時効果を有効に使うカードはもう一つあります。

ということで2種類目はこちら。

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 『タワーに集まる邪悪』です。シーンとしては先ほどのマガタノオロチが出現するちょっと前、エネルギーがタワーを通して地中の幼体マガタノオロチに注がれている瞬間です。

 2つ効果があり、順番が逆になりますがレベル2効果から説明するとドローステップに追加ドローができます。バトスピでは4コスト赤ネクサスとしてメジャーな効果です。このドローを活かす効果がレベル1 からある効果になります。それはフラッシュタイミングで魔王獣を含むカードをトラッシュに破棄することでそのアタック時効果を発揮するというもの。『創界神ヘラ』みたいなものです。

 本来6コストや8コストのカードが使うようなアタック時効果を序盤から、しかもノーコストで使用できるため、牽制、防御にもかなり有効で、なおかつ前述したマガタノオロチのフルパワーを発揮するためにトラッシュを肥すことができます。魔王獣デッキではあらゆるスピリットを差し置いてメインカードに据えられる1枚です。

 そう、魔王獣デッキはいわば創界神や転醒Xを配置してから動き出す近年のデッキの先取りを行なっていたと言っても過言ではないのです。現在の全ての艦橋デッキのアーキタイプなのです(言い過ぎ)。もちろん、基盤がごく普通の通常ネクサスであるがゆえに弱点も多いです。サーチカードもないため引き込みにくく、破壊されやすい。これカードの経験があったからこその創界神の耐性であったり転醒Xの転醒条件になっているのではないでしょうか。ありがとう魔王獣、ありがとう東京タワー。

 

 さて、魔王獣デッキの色、系統。そしてこの2枚がデッキの中心になっていることはお伝えしました。これを現代にアップグレードするに一番簡単なのはやはり転醒Xでしょう。というより元からそのテストも兼ねています。現在やたらに高騰している『〜の世界』ネクサス。これはどんなデッキにでもやたらめったら突っ込んで強くなるのか?

 魔王獣は色もネクサスに重きを置いている点でも相性がいいとは踏んでいます。それらも考慮して魔王獣デッキを組んでみました。

デッキレシピ

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 これが転醒編の魔王獣です。

 おおよそ魔王獣パーツと基本中の基本みたいなカードしかいないので説明は不要だと思います。赤らしくビートダウンしながら、ネクサスでテンポを取る感じでしょうか。

 

 召喚する魔王獣は基本風、光、大、合体、超大の魔王獣になると思います。ジャグラスジャグラーも破壊耐性を与えることができるうえ、トラッシュを肥やすことができるので積極的に出すことになります。

 逆にタワーで使いたい、落としたい魔王獣もおんなじメンツになりますが、白系で手札保護を入れているデッキにはマガジャッパを、起幻デッキにはマガグランドキングの効果を使っていきたいところです。前者は手札保護のせいでルール上ブロックができなくなり、後者はある程度のテンポややりたかったことを阻害することができます。破壊→転醒→マガオロチで指定アタックとすれば難なく破壊しきることができるので一応対応できなくはないというのが強みだと思います。一応。

 

 序盤のドロー力が低く、かつジャグラーで落ちると思うので、五賢龍帝ハドリアヌスの力をお借りしました。ネクサス3つ置くもよし、5コストにして青軽減取りに行くもよしです。

 あとは耐性持ちを貫けるペネレイトフレイムを入れました。同サイクルなら他でもいいような気もしますがウィニーにも強い、擬似的なバーストになるということで今回はこれにしました。

他のデッキにはない独特な動きで翻弄するのが好きな人にはめちゃくちゃおすすめです。

 

 転醒カードを入れたことによる従来との違いですが、軽減を維持しやすくなったことと青の世界によってアタックをさせにくい状況を作れることでしょうか。魔王獣はタワーがなくてはフラッシュが弱く、あっても手札が弱ければ防御できないという、デッキの噛み合わせが非常に重要なデッキになっていました。

 これがたった一枚で噛み合わせを良くするための1ターンを稼ぐことができる。身も蓋もないですが脳死で入れたわりにやっぱり強いです。

 逆にいうとこれらが無いデッキはよほどの完成度が無いと厳しいという現状。コラボ系にも力を入れてきている現在、もっとこれらが手に入りやすくなるか、コラボシリーズ限定の『〜の世界』のような強力なカードがあると喜ばしいんですが。両方実現していただけると一番嬉しいですね。

 

まとめ

 さて、新時代に対応させた魔王獣デッキ、いかがだったでしょうか。

 魔王獣が安い分転醒ネクサスガン積みで結果めちゃくちゃ高いデッキにはなってしまいましたが、3年前のカードなので今の環境と戦わせようとするならこれくらいしないとなのかな…

  もちろんこれでTear1取れます!とは言いませんがある程度のわからん殺し、環境定番の強カードによる地盤の分厚さ、そしてキーカードマガタノオロチのド派手な効果と魔王獣のカバー範囲の広さでどんなデッキにもある程度は戦えるのでは無いでしょうか。結構お気に入りです。今の環境は構築力を問われつつ、いろんなデッキが活躍できるので良いですね!そうさせてくれる必須カードが高すぎますが。

 

 と、こういう時気軽にショップに行って知らない人と戦えるとデッキの内容もお互いわからないのでフェアに言えるんですけど身内とかだと分かっちゃってるところもあるので難しいですね…

今まで通りとは言いませんが、また安心して集まれるような世の中になるのを祈るしかありませんね。今自分にできることを!僕はStay  Homeにします。

とこんな悪役デッキ紹介に似つかわしく無い文章で今回は〆ます。最後まで読んでいただいた方、レシピだけでも見ていただいた方、長々とありがとうございました。

 

*1:とはいえ残った遺伝子を悪用されたりしていますが…